生きていればいろんなことがあります。
しんどい時もあれば、楽しい時もある。
そしてそれを俯瞰してみると、だいたい、良い時とそうでない時が変わりばんこにきていたりはしないでしょうか?
きっと、人の人生にはそんな仕組みがあるのだと思います。
では、その仕組みの中で、人生を良いものにするために、初めにできることを考えてみました。
良い事と悪い事のアップダウンで人生は出来ている
ピンチとチャンスの微妙な関係 ~ピンチの後にチャンスあり
一度時間のある時に、人生の感情グラフを書いてみてほしいと思います。
子どものころから思い返して、良かったこと、悪かったことをイメージしながら、自分がその時どんな気持ちで過ごしたかをアップダウンのグラフにしてみます。
すると、だいたい、ピンチがあればチャンスがあるし、チャンスがあればピンチもやってくるそんな山と谷に気付くのではないかと思います。
神話の法則と人生 ~ヒット映画に見る人生の法則
ハリウッド映画の脚本において、とても大事にされているヒット映画の法則があります。
それが、古今東西の神話を分析した際に見られる話しの組み立てのパターンがあるのです。
それを神話の法則(ヒーローズ・ジャーニー)と言います。
ざっくりご案内すると……
第一幕 出立・離別(英雄の決断)
ステージ1 日常の世界
ステージ2 冒険への誘い
ステージ3 冒険への拒絶
ステージ4 賢者との出会い
ステージ5 第一関門突破
ここでは、物足りない日常を送る主人公が、
ある日突然、冒険への誘い(異次元からの使者、会社をリストラされたなど)を受け、
とはいえしり込みしているところで賢者と出会い、
葛藤を乗り越え、冒険の旅をスタートさせるという流れです。
第二幕 試練・通過儀礼(英雄の行動)
ステージ6 試練、仲間、敵対者
ステージ7 最も危険な場所への接近
ステージ8 最大の試練
ステージ9 報酬
第二幕では、仲間と出会い、最大のラスボスへアプローチします。
ラスボスというのは、決して怪物という場合だけでなく、例えば親子の葛藤だったり、自分自身の弱さとの対峙だったり、という状況で表現されることもあります。
報酬もまた、お金の場合もあれば、友情や愛情、成長や経験と言った場合もあります。
第三幕 帰還(行動の結果)
ステージ10 帰路
ステージ11 復活
ステージ12 宝を持って帰還
最後の第三幕は、出発した地点に、一回り成長した姿で帰ってきます。
その際に、一度倒した敵がよみがえってきたりしますが、難なくクリア。
何かしらの宝をもって、凱旋帰国します。
そんな流れを、動画でも解説していますので、良ければご参照ください。
神話の法則(ヒーローズ・ジャーニー)で分かる人生の仕組み
いかがでしたか?
どこかで見たような物語のパターンですね。
古くはスターウォーズから、最近ではマーベル映画はまさにこのパターンを踏襲しています。
これだけ同じパターンの映画が作られているのに、私たちは飽きずにそれを見て、感動します。
これほどまでに人の心をとらえる物語のパターンを、私たちはココロの奥深くに実は持っているのではないでしょうか。
つまり、潜在意識に持っているストーリーこそが、ヒーローズ・ジャーニーという事。
すなわち、私たちの行動もまた、ヒーローズ・ジャーニーのように無意識に衝き動かされている、という事ではないでしょうか。
つまり、日常から、変化、通過儀礼を経て、危険を冒し、宝物を持ち帰る。
そんなパターンを日々繰り返しているのです。
そして、ピンチがなければ報酬もありません。
人生は、ピンチを経験するから、その先に素晴らしい体験があるのです。
引き寄せの法則を活用するために
神話の法則と引き寄せの法則
私は、神話の法則は、人間の根幹に根付いているものだと思います。
だから、日常から慣れない状態に旅立ち、努力して成長する、という一連の神話の法則のストーリーは人の人生の中心にあると思います。
だから、常に幸せでい続けることも無ければ、常に不幸でい続けることも無いと思っています。
しかし、幸せを感じる長さ、不幸を感じる長さは、人によって違うような気もします。
長い長い不幸のトンネルの中で苦しんでいる人、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時こそ、引き寄せの法則をぜひ思い出してほしいと思います。
ひとは、感じている感情に応じた現実を引き寄せるのです。
ピンチの時こそ明るい未来を感じる
引き寄せの法則を使いこなすなら、ピンチで苦しい時ほど、その中で「幸せ」を見つけることが必要になります。
実はその過程こそが、神話の法則では、人生を不幸と感じるという敵との戦いなのではないかと思うのです。
不幸と感じ続ければ、不幸な現実が引き寄せられます。
そして、幸福と感じ続ければ幸福な現実が引き寄せられます。
だからわたしたちは、どんな状況であれ、その中にある小さな幸福をしっかりとかみしめる必要があります。
不幸に見える状態の中で、幸せを感じる力こそが、神話の法則で掲げられている人の成長の本質ではないか、と最近思うのです。
空を見上げ、「ああ、幸せだなぁ」
そうつぶやくだけで、幸せホルモンが分泌され、小さな幸せが脳内に広がります。
どんな時でも、そんな風に振舞えるようになることが、私たちのゴールなのではないでしょうか。
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