光の色を活用した、病気の治療があるって聞いたんですけど本当ですか?
本当じゃ。新生児におこりやすい高ピルビリン血症(新生児の黄疸)の治療には、青い光が使われたりするのは有名なはなしじゃ。
そうなんですね!
色って思った以上に、人に影響を与えるものなんですね。
光と色
色の正体
色については、過去の記事にまとめていますので、こちらもご参照ください。
過去記事にもある通り、色は電磁波。
X線や紫外線、マイクロ波などと同じ仲間で、その中でも一定の周波数のものが目に見える「色」という形で認識されます。
一般的に、X線や紫外線、マイクロ波は、身体に及ぼす影響は多くの人が知るところだと思います。
分かりやすいところで言うと、X線を浴びすぎるといけないとか、紫外線はシミを作るとかですね。
一方で、可視光である「色」が身体に及ぼす物理的影響については、なんとなくにわかには信じがたい部分もあろうかと思います。
しかし、後述する通り、「色」で治療するという事が、現実の医療業界でも普通にあります。
色による治療
青い光による治療
冒頭でもお話が合った通り、青い光は今では普通に医療の世界で利用されています。
高ピルビリン血症(新生児の黄疸)には、青い光を照射するのが最も効果的であることがわかっています。
実は筆者の娘も、新生児の時にこの黄疸が出て、保育器の中で長時間にわたって青い光を当てられていた記憶がアリんす。
また、青い光はリウマチ患者の痛みを和らげるという研究があるようです。(シャロン・マクドナルド博士 1982)
しかし、現時点で筆者が検索した範囲では、それが実用化されているようには見えません。
紫外線の力
可視光線ではありませんが、蛍光灯の明かりと、自然光での動植物の成長についての研究があります。
ここで分かったのは、紫外線が実は大事だ、という事を主張する学者がいます。
少し古い研究ですが、自動の虫歯の発生率は、夏休みよりも冬や春の就学期間の方が高い事がわかっています。その虫歯の数は、子どもたちのクラス地域の日航の量との関連があったということであり、日光に当たる量が多いほど、虫歯の本数が少なくなったという調査もあります。
SAD(季節性情動障害)には日光を
冬の訪れに伴って、気分が落ち込むなんて言うことを経験されたでしょうか。
そういったときには、日光を生活に取り入れる事で改善されるといいます。
ジェイコブ・リバーマン博士は、毎日生活の中に1時間ほど日光を浴びる時間をとることを推奨しています。
フルスペクトルの太陽光を
1日一時間の日光浴
感覚的ではありますが、すべての生物が日光の元生み育てられてきたことを考えると、日光を浴びるというのは思った以上に大事なのかもしれません。
そして、日光にはフルスペクトル、つまりすべての色が含まれています。
この色を浴びることで、活力を手にして、より良い人生を歩みたいものです。
軽い散歩を兼ねた日光浴習慣、始めてみませんか?
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