最近、「予祝」って言葉をよく耳にするのですが、それっていったい何なんですか?
「予祝」というのはじゃな、平凡社の世界大百科事典によるとこうある。
「豊作や多産を祈って、一年間の農作業や秋の豊作を模擬実演する呪術行事。
農耕儀礼の一つとして〈予祝行事〉が行われることが多い。
あらかじめ期待する結果を模擬的に表現すると、そのとおりの結果が得られるという
俗信にもとづいて行われる。
小正月に集中的に行われ,農耕開始の儀礼ともなっている。
一種の占いを伴うこともある。
庭田植(にわたうえ)、繭玉(まゆだま)、粟穂稗穂(あわほひえぼ)、
鳥追、成木(なりき)責めなど地方色豊かなものが多い」
博士!よくわかりません!
そうかそうか。簡単に言うと、未来のなりたい状態をイメージして、まだ起こっていないことをあたかも完成したかのように祝って、望む未来を引き寄せる儀式じゃ。
そうなんですね。
有名なところでは、「お花見」は、秋の豊作を先に祝う行事だといわれておる。
へー。そんないわれがあるんですね。
「予祝」とは何か?
あたかも成功したかのように前祝をする
冒頭でお話が合ったように、予祝とは、前祝いのこと。
今から始めるプロジェクトが、あたかも成功したかのように祝います。
春の桜を見ながら乾杯するのは、秋の豊穣をイメージした乾杯。
そのイメージしたことが、将来、実現される成功法則だというのです。
じっさいに、これを活用して弱小高校野球チームを甲子園に導いた、なんていうお話も耳にしました。
予祝とは何をやっているのか?
予祝をする事で、複数の人で同じビジョンを持つことができます。
そのうえで、成功した時のイメージを共有するわけです。
皆が頭に描いたシーンは強力で、人はそこに衝き動かされて行動することになるでしょう。
そして何より、「将来上手くいったときに感じるである感情」を先取りして受け取る。
すると、そこである法則が働くのではないかと思います。
予祝が引き寄せる未来
予祝は欲しい未来の波動を放つツール
ここですこし、引き寄せの法則について見てみたいと思います。
引き寄せの法則というのは、非常にシンプルな宇宙の法則。
基本は、以下の通りです。
・宇宙の万物は、それぞれ波動を放っている。
・似た波動を放つもの同士が引き合う。
つまり、私たちも波動を放っています。
その波動を、喜ばしい波動にして放つことで、喜ばしい結果が引き寄せられるという事になります。
それを起動させる一つの方法が「予祝」と言えるかもしれません。
詳しくはこちらも参考にしてみて下さい。
予祝は狙った結果を引き寄せるわけではない
ここから先は、引き寄せの法則について学んだ結果からの考察です。
実は、予祝をしたからと言って、引き寄せの法則で言えば、「狙った結果が引き寄せられるわけではない」という事。
予祝でかみしめた喜ばしい感情にふさわしい結果が引き寄せられますが、狙った結果とは限りません。
ここが、ジョセフ・マーフィー博士の言う、潜在意識の活用との相違点です。マーフィー博士は、イメージした結果がそのまま実現するといいますが、さて、どっちが正しいかは小さな実験を繰り返してみるのが一番でしょう。
ジョセフ・マーフィー博士の潜在意識活用についてはこちらもご参照ください。
まとめ
予祝というのは、喜ばしい未来をイメージして、そのプロジェクトの結果をあらかじめ祝う行為。
これが引き寄せの法則を起動させるといいますが、結果としては望んだものがそのまま表れるかどうかは未知数。とはいえ、「喜ばしい気持ちはそこにふさわしい結果をもたらす」というのが、引き寄せの法則の基本。
希望通りであれ、違った形であれ、喜ばしい結果を受け取ることが可能と考えられます。
参考文献
『前祝いの法則 』ひすいこたろう (著), 大嶋 啓介 (著)
『マーフィー 欲望が100%かなう一番の方法 あなたは眠りながら成功できる』ジョセフ・マーフィー (著)
『新訳 願えば、かなうエイブラハムの教え―――引き寄せパワーを高める22の実践』(エスター・ヒックス , ジェリー・ヒックス)
『超訳 引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』(エスタ-・ヒックス, ジェリ-・ヒックス)
『復刻改訂版 「引き寄せ」の教科書』(奥平亜美衣 )
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